MENU
グラン読売ランド前
完成編
感性をくすぐるアート系シェアハウス!絵画の中に住んでみる?!
空間づくりのモチーフはゴッホが愛した黄色の世界観
今の若い方は・・・
衣食住にかけるお金は最小限でOK!今の世の中、若い方ほどそんな考え方だそうですね。そんな背景もちょっと関係して、シェアハウスは人気になっていたりも。確かに賢い考え方だけど、プライベートな時間を過ごす空間なのに、合理性だけを求めすぎるのは、ちょっともったいない気がするのは私だけでしょうか。
今回おじゃました「グラン読売ランド前」は、そんな私の思いに賛同してくれる方なら、ぴったりハマってしまうであろうシェアハウスでした。全館を見学して感じたのは「暮らしの中に感じるアート」というもの。主張はするけどやりすぎない、個性的だけど日常の一部に溶け込んでいる。そんな感性に呼びかけてくる空間づくりがイイ感じです。
案内してくれた物件担当者に伺うと、モチーフは画家「ゴッホ」の世界感だそう。なるほど。ゴッホの絵の象徴ともいえるクロームイエローをメインカラーにやわらかな木目とアイボリーの壁があいまって、まるでアトリエのような雰囲気が生まれていました。
ほどよい距離感も快適な理由
1Fのラウンジは開放感たっぷりの空間。微妙に床の模様を変えてみたり、ソファの向きやテーブルの配置に工夫を凝らして、パーソナルスペースが確保できるようになっていました。
テレビ前のレイアウトがそれを示す好例。体全部をゆだねられるゆったりサイズのソファと背中合わせになるように、テーブルが配置されていました。これなら食べているところを見られたくない人も気兼ねなく食事ができそうです。カウンター席、テーブル席がありますので、あなた流のスタイルで、くつろげる指定席をみつけてみては。
プライベート重視派が求めることを突き詰めた空間
書斎的な感覚で
エントランス脇のライブラリーは、ドアを備えた半個室の空間。パソコン作業ができるデスクがあり、仕事場としても活用できます。もちろんWi-Fi対応、さらにうれしいのは、爆速で評判のnuro 光が導入されています。
ためしにイスに腰掛けてみました。天井まで伸びた本棚が席と席との間をほどよく分断してくれる効果があるようで、いい感じの引きこもり具合を実感できました。
白でもなく黒でもなく落ち着いた木目調のカラーリングもグッドです。これなら仕事や勉強もはかどりそうです。一度に数人しか利用できないスペースになのにエアコンを完備した贅沢仕様も見逃せないポイントです。ゆとりの?上質な?感性的な?落ち着いた?アート的な?うん、どの言葉を当てはめても、自分だけのしっくりくる時間を過ごせる気がします。
どこでどう過ごす?
こちらはリビング内の一角にある喫煙ルームとカウンタースペースです。スタイリッシュにアレンジされた喫煙ルームは、一瞬、何のスペースかわかりませんでした。センスが光りすぎています。
お隣のカウンタースペースはちょっと入り組んだ形になっているので、プライベート感も十分です。本を読んだり、ごはんを食べたり。いろんな使い方ができそうです。ちなみに全館にWi-Fiが飛んでますので、スマホコーナーにしてもいいかも。
お料理の香りすら芸術的に感じてしまいそう
散らかすのが逆に難しい
ガスとIHがそれぞれ一台。計2台の大型コンロを備えたキッチンは白とブラウンと木目調で統一された空間になっています。デロンギなどのスタイリッシュな調理家電もインテリアのひとつとしてとらえており、生活感のあるアイテムを隠さず、逆に素敵に見せる(魅せる)収納にこだわっているようです。水回りは最新機器が導入されており、食器洗いなどの家事のしやすさがさらにアップしています。大きめの食器棚には必要最低限のグラスとお皿が行儀よく並び「器のギャラリー」のようなムードを放っていました。基本的にモノが少ないので、お掃除や整理整頓も楽そう。台拭きでパパッとふいて、さっと使ったものをしまうだけで、次の人が気持ち良く使えるキッチンなので、片づけが苦手な人も安心ですね。
自分の部屋の感覚で使えるサイズ感が見事
ネットの続きを大クリーンで!
完全防音のシアタールームはコンパクトなつくりでプライベート感がさらに高まりそうです。くつろぎへの配慮として、マッサージ機付きのチェアも用意されていました、映画を見ながらの寝落ちにご注意を。ちなみにシアタールームでもWi-Fi利用が可能ですから、アマゾンプライム的VOD系コンテンツも持ち込みOKです!
集中力アップスペース
大型ミラーを設置したジムは、楽器演奏やダンスの練習にも使えます。複数人での利用にはちょっと手狭なサイズですけれど、一人で利用するにはちょうどいい大きさ。誰にも邪魔されずにヨガやフィットネスに集中したい。そんな人ほど、この大きさがクセになると思いますよ。
インテリアひとつひとつにこだわりが
ところでこんな経験ありませんか?
家具や装飾にこだわった雰囲気のいいホテルなのに、予約していた部屋に入るとまるっきり普通の感じで、旅の盛り上がりがいっきにそがれちゃうみたいな。そんなガッカリ感を「グラン読売ランド前」なら味わう必要はなさそうです。だって、部屋に入るとこんな感じ。デスクやベットなども館内全体のムードにあわせたものになっているんですから。
女性率高し!その理由は・・・
「アート感がすごいですね」
と感想を述べる私。即座に「ちょっと待ってください、それだけではないんです」と切り返す物件ご担当者。アート&知的なムードもウリですが、住機能についても自信ありだそう。「人気がありすぎて、今はご案内することがなかなか難しいのですが、トイレやシャワーがついた水回りを充実させたお部屋もあるんです。(全23部屋のうち約半分に完備)」。早朝、深夜の好きな時に、専用のシャワーで汗を流し、身支度を整えられる利便性は女性の方ほどメリットを感じているようで、入居者の約半数が女性というのがその証拠といえそうです。ちなみに3階の水回り設備は女性専用となっています。
静かな高台の黄色い家では、本のページをめくる音も心地よい
取材後記
新宿まで28分という恵まれたアクセス。最寄駅となる小田急線「読売ランド前」まではレンタル自転車(2000円/月)も利用できるとか。取材の最後に物件ご担当者に「グラン読売ランド前」の魅力を伺いました。
「駅周辺にはスーパーはもちろん、隠れ家的なカフェやカレー屋さんなどのお店もあります。徒歩でいける読売ランドの冬場のイルミネーションやお隣の入浴施設『よみうりランド丘の湯』は本当にオススメです。高台立地で周辺は静かな住宅街です。1Fラウンジの横にウッドデッキスペースがあるのですが、そこに出てもらえると、この地域の静かで落ち着いた雰囲気をさらに実感いただけると思いますよ」
取材後、駅へと向かう道すがら、振り返ってもう一度建物を眺めました。あざやかな黄色の外壁と青空のコントラストがとても美しく、静かな住宅街というキャンバスに描かれた一枚の風景画のように感じました。贅沢に使われた木材の質感や微妙な壁色の陰影など、面積や住設備といったスペックだけでは推し量れない魅力を隠し持つシェアハウスでした。気になる方は、現地に足を運び、その目で確かめてみてください。
ライター/hike
Photos /YOSHINORI OHGA
最近閲覧した物件