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オークハウス吉祥寺3

インタビュー:マルコさん(オークハウス吉祥寺3に在住)

何も知らなかった日本が「帰る場所」になった理由

外国から日本に引っ越してきた方に理由を聞けばその理由は様々。アニメが好きだったり、日本の文化への興味がきっかけになることもありますが、今まで日本と接点のなかった方がふとしたきっかけから、まるで迷い込むように日本での生活を始めることも。

今回で第8回目となった、オークハウス住人インタビュー。登場するのは「オークハウス 吉祥寺3」にお住まいのMarco Noris(マルコ・ノリス)さんです。突然舞い込んだ仕事のオファーで東京に住むことになった驚きの日々と、東京へのイメージがどう変わっていったのかをうかがいます。

満員電車に人を押し込むイメージしかなかった街

マルコさんが日本に来ることになったきっかけを教えてください

今は渋谷にある企業で動画編集の仕事をしているのですが、その前はミラノでサッカーチームACミランの番組で使う動画の編集をしていました。本田選手も在籍していた頃ですね。チーム専属の番組なので、チームのドキュメンタリーやインタビュー、今日あったニュースまで毎日8時間サッカー漬けの日々を過ごしていました。

そんなある日、友人から「東京で新しい動画編集者を募集してるから、興味があったら履歴書と作品を送って」と言われたんです。2回スカイプで面談をした後、会社側が「もしその気があれば、東京に来て1度働いてみて」とオファーをくれました。

東京に住むことなんてもちろん想像もしたこともありません。アニメが好きなわけではなかったし、日本と言われて思い出すのは、中学校の頃教科書で見た、満員電車に人がグイグイと押し込まれる写真くらい。東京は大変な場所なんだと思ったものです。

でも、こんな機会はなかなか無いですから、思い切って一度行ってみることにしたんです。

壊れていった東京へのステレオタイプ

実際に東京に来てみて、思っていた街とどう違いましたか?

まず気づいたのは、日本に来ている外国人の人たちは、日本が大好きだったり、日本でやってみたいことがあったりして来ている人が多いこと。私の場合、最初は日本自体にも、日本に移住することにも興味がなかったので、住んでみて驚くことがたくさんありました。

「日本人は仕事が好きで、いつも時間に正確で、いつも残業をしている」という少しステレオタイプなイメージがありますよね。確かにそれも真実ですが、それが当てはまらない人もたくさんいます。アニメ好きと言いますが、アニメに興味のない日本人もたくさんいます。

ハウスメイトのタカは日本でできた最初の親友ですが、坂口恭平のようなアーティストのことを教えてくれました。

東京には、生粋のイタリア人としてオススメできる美味しいイタリア料理があることも知りました。永福町に「ラ・ピッコラ・ターヴォラ」というお店があって、すぐに気に入りました。東京に住み始めていなかったら、私の東京のイメージは今でも、満員電車に押し込まれる国のままだったでしょうね。

東京での生活を満喫されているんですね。その他にも、気に入ったレストランがあったらぜひ教えてください。

近所で気に入っているのは、「ひだまり」という店です。家族経営のような小さいお店で、オークハウス吉祥寺3からも歩いて行けます。

日替わりメニューがあって、その中から選べるんです。伝統的な日本の家庭料理ですが、食べてみると、愛情を込めて作られているのを感じます。とてもおいしくて、こじんまりとした心地いい場所です。店に入ると「すみません、今日は終わっちゃったんです」と言われることもありますが、それさえも魅力に感じられる場所です。

イタリアから帰ってくる、自分の家

シェアハウスに住み始めた時のことについて教えてください。

家探しをした時にも、イタリアと日本の文化の違いに驚きました。

イタリアでは、アパートの空き部屋を見つけるのは戦争のようなもので、連絡をして返事がないのは当たり前。やっと空き部屋が見つかっても一瞬で埋まってしまうので、めぼしい部屋を見つけたら片っ端から問い合わせのメールを送るのが正攻法になります。

オークハウス のサイトを見つけた時も、良さそうな部屋の入居希望をとにかくたくさん出して行きました。するとすぐに管理会社から連絡があって、たくさんの入居希望が来ているけど、結局どれに入居したいんだと言われました(笑)まさか掲載されている部屋がどれも空いているとは思いもしませんでした。

シェアハウスが良いのは、入居している人たちと、適切な距離感でお互い気持ち良く暮らせること。イタリアでシェアアパートを利用したことはありましたが、こことはかなり違っていました。4、5人という少人数での生活なので、問題も起こりますし、自分には関係ない問題であっても巻き込まれることも多いんです。

シェアハウスは1人部屋で自分のプライベートな空間も保てるし、他の人と交流する時間や場所もあります。常に新しい人が入居してくるので、入居者は変わり続けますが、今ではこの場所を我が家のように感じています。去年帰国してイタリアで休暇を過ごした後、東京に戻ってきて、「ああ、これが私の家だ。我が家に帰ったぞ」という気持ちになったのをよく覚えています。

今後、日本に住みながらしてみたいと思っていることはありますか。

昨年の9月にオークハウスのハウスメイトを連れて、総勢15人で富士山に行きました。残念ながら8号目で天候が悪くなってしまって、頂上までたどり着くことはできませんでしたが。

ハイキングが好きなので、富士登山に再度挑戦しようと思っています。次回は頂上まで行ってみたいですね。

東京には、あまり観光客に知られていない、個性的なエリアがたくさんあります。家族に東京を紹介するなら、浅草や上野のような観光名所だけでなく、高円寺や吉祥寺のような、もっと素敵なローカルな場所もあることを知ってもらえたら嬉しいですね。

マルコさんの日本へのイメージが変わった理由、とてもよくわかった気がします。今日はありがとうございました!