ソーシャルレジデンス福生
インタビュー:松おうきさん「ソーシャルレジデンス福生」在住
「漫画家 × シェアハウス」―― つながり過ぎる時代にみつけた、あえて“同じ屋根の下”に住む理由。
自分の部屋でお仕事を書ている様子
まず初めに自己紹介をお願いします。
松おうき: 松おうきです、漫画を描いています。広島出身です、よろしくお願いいたします。
夜中のラウンジは「気分転換」の特等席
アイリーン: ラウンジは普段からよく使われているんですか?
松おうき: そうですね。僕は夜中に使うことが多いです(笑)。結構、昼夜逆転の生活をしているので、夜中の2時〜3時くらいに1人でこっそり来て使っています。
アイリーン: シェアハウスに入居する前は、どんなイメージを持っていましたか?
松おうき: ここに来る前も50人規模のシェアハウスで生活していたので、マイナスなイメージは特にありませんでした。もともと友達の紹介でこの「ソーシャルレジデンス福生」を知ったということもあって、ワクワク感の方が大きかったです。人と喋るのも嫌いじゃないですしね。
アイリーン: 前のシェアハウスは50人規模だったとのことですが、ここは100人を遥かに超える大型物件ですよね。ギャップなどは感じましたか?
松おうき: あ、それは結構感じますね。前に住んでいたシェアハウスは、全員が「漫画家志望」だったんです。共通の目的を持った人たちが集まる空間でした。
でも、ここは全く逆で。いろんな趣味、仕事、目的、年代の方々が住んでいるので、普段の自分の人生では絶対に縁のなかったような人とコミュニケーションが取れるんです。それがすごく斬新で、新鮮で楽しいですね。
一日中絵を描く生活だからこそ、大浴場が身に染みる
アイリーン: ソーシャルレジデンス福生の特に好きなところはどこですか?
松おうき: シンプルに「家が大きい」というだけでテンションが上がります!あとは、やっぱり大浴場がすごく良いですね。
僕は仕事柄、ずっと椅子に座って1日10時間以上も絵を描き続けているので、湯船に浸かったときの気持ちよさは格別です。この物件ならではの最高の体験ですね。
アイリーン: 「他の漫画家仲間と住む環境」と「今の環境」で、何か違いはありますか?
松おうき: 生活に「メリハリ」がつくのが大きいですね。前は会う人全員が漫画家だったので、みんな悩んでいることが近くて助け合える部分も多かった反面、ずっと仕事のことが頭から離れなくて。
でも、ここ(福生)では、良い意味で漫画のことを忘れられるコミュニケーションが取れるんです。
アイリーン: なるほど。「普通の人間(の世界)に戻れたな」という感覚ですかね?
松おうき: そうそう(笑)。気分転換というか、リフレッシュできる度合いは今の環境の方が大きいですね。
漫画家を目指したきっかけと、現在の作品
アイリーン: ちなみに、漫画は何歳くらいから描き始めたのですか?
松おうき: うーん、一番古い記憶だと小学校5年生のときかな。自分で描いた漫画を、好きだった女の子に見せて振られた記憶があります(笑)。
アイリーン: あら(笑)。では、本格的に漫画家を目指したきっかけは何だったのでしょう?
松おうき: それも小学生の頃だったと思います。母親が『ONE PIECE(ワンピース)』の単行本の2巻と4巻を、たまたま(何かの景品かお下がりで)もらってきたんですよ。それをずーっと繰り返し読んでいて、「漫画って面白いな」と意識し始めました。
その後、作者の尾田栄一郎先生が、小さい頃に「自分は漫画で生きていくんだ」と決めていたというコメントを見て、「あ、そういう生き方(プロの道)があるんだ。自分も描いてみたいな」と思ったのがきっかけですね。
アイリーン: 素晴らしいですね!絵を描くのって、指先が思うように動いてくれないことも多いのに、いろんな世界を描けるなんて本当にすごいです。
松おうき: いやいや、僕もそのあたりの技術的な悩みは日々たくさんありますよ。
アイリーン: 現在描かれている作品のジャンルや、テーマを教えていただけますか?
松おうき: いわゆる「異世界転生」と言われるジャンルです。もともと小説の原作があって、それをコミカライズ(漫画化)する作画のお仕事をさせてもらっています。実は先月(※2026年1月頃)から連載が始まったばかりなんです。僕は5話目を担当していて、毎月1話ずつ掲載されていきます。
アイリーン: えーっ!絶対チェックしてみますね!
松おうきさんが現在担当している漫画作品
画イベントで感じた、シェアハウスならではの「手応え」
アイリーン: 先日(7日)、ハウス内で漫画イベントを開催されましたよね。とても素晴らしい企画だと思ったのですが、やろうと思ったきっかけは何だったのですか?
松おうき: まず、純粋に僕が絵を描くのが本当に好きだということ。それから、東京に来て6年くらい経つのですが、その間「ちょっと絵を描いてみたい」と思えるイベントには極力参加するようにしてきたんです。イベントを通して人と交流するのって、楽しいし、良いことしかないので。
今回、ハウスの壁に絵を描かせてもらえる機会があると聞いて、「やりたい!」と何の迷いもなく手を挙げました。
アイリーン: 手を挙げていただき、本当にありがとうございます!実際にイベントをやってみて、一番楽しかったことや印象的なエピソードはありますか?
松おうき: 一番はやっぱり、壁に直接絵を描いているので、廊下を通り過ぎる住人の方たちに「今、何描いてるの?」「どういうイメージで描いてるの?」ってリアルタイムで声をかけてもらえることです。
普段、部屋で一人で描いているときは、当然誰ともコミュニケーションを取ることはありません。でも、このイベントを通して「自分の絵って、第三者からはこう見えているんだな」「こういう部分に興味を持ってもらえるんだな」という新しい発見がありました。これはまさに、シェアハウスならではの貴重な経験ですね。
イベントにて、漫画家・松おうき先生が壁に描いてくださった直筆イラスト
実は漫画家が9人も入居中!?大型物件をおすすめする理由
アイリーン: 今、このハウスには他にも漫画家さんがいらっしゃるんですよね?
松おうき: そうなんです。僕も含めて、今は9人くらい住んでいますね。
アイリーン: ええっ!?じゃあ、皆さん松おうきさんみたいに、前に住んでいたシェアハウスから引っ越してきたんですか?
松おうき: そうなんです、実は大移動してきました(笑)。
アイリーン: それなら「アフィリエイト登録(紹介制度)」をした方が絶対にお得ですよ!お友達を紹介してオークハウスの物件に入居してもらうと、紹介した側にもPAO(※オークハウスのポイント)がもらえるんです!
松おうき: え、そうなんですか!?今度から絶対そうします(笑)。今回は、前に住んでいたハウスの契約が切れるタイミングで、「福生にめちゃくちゃ良いシェアハウスがあるらしい」という噂を聞きつけて、「じゃあみんなでそっちに行こうか」となって移住してきました。
アイリーン: ぜひ次回は紹介制度を使ってください(生活費が浮きますよ!)。
そんな漫画家やクリエイターの皆さんに、ソーシャルレジデンス福生やオークハウスをおすすめするとしたら、どんな魅力を伝えたいですか?
松おうき: 細かい魅力はたくさんあります。「駅から近い」とか「周辺で生活用品が揃いやすい」という生活のしやすさは大前提として……。
例えば、僕の漫画家の友達は、館内のジムでめちゃくちゃ筋トレをしています。漫画家ってどうしても運動不足になりがちなので、物件内に本格的なジムがあって、好きな時間にいつでも使えるのは健康面で最高です。僕がさっき言った大浴場も、身体のリフレッシュに最高ですしね。
それに、いろんな国籍や仕事を持っている人たちとの日常的なコミュニケーションは、日本人だけのコミュニティでは得られない、新しい刺激と感動があります。グローバルな交流に興味があるクリエイター志望の方には、本当に一押しの物件です。
あと、ちょっと現実的な(下世話な)話をすると……(笑)。ここはとにかく住人の人数が多いので、自分が作った作品をハウスのグループLINEとかに「これ僕が描いたので、よかったら読んでみてください!」って貼るだけで、一斉に大人数の人に見てもらえるんです。これは大型シェアハウスならではの特大のメリットですね。
特に、漫画を描かない一般の読者の方からのリアルな反応がすごく大事で。「あ、一般の人からはこう見えているんだ」という気づきが得られるのは、作画の上でもめちゃくちゃ大きいです。
美しい景色が一望できる、開放感あふれる大浴場
2000年代生まれの世代にとって、「住む場所」の意味とは
アイリーン: 2000年代生まれのデジタルネイティブ世代にとって、これから「住む場所」にはどんな意味があると思いますか?
松おうき: 今の時代、インターネットがあれば日本中(世界中)どこにいても、誰とでも繋がれますよね。僕の実家は広島なのですが、今やパソコンさえあればどこでも漫画は描けるし、編集部の担当さんや漫画家の友達ともオンラインでやり取りが完結します。だから「最悪、実家の広島に帰ってもいいかな」なんて思っていた時期もありました。
でも、この1年くらいシェアハウスで暮らしてみて、やっぱり「直接顔を合わせることでしか得られない楽しさ」や、悩んだときのリアルなコミュニケーションの温かさを実感したんです。
スマホ一つで誰とでも喋れる時代だからこそ、逆に「あえて顔を合わせる意味」や「同じ空間、近くにいることの特別な価値」が、これからもっと高まっていくんじゃないかなと思っています。
アイリーン: 深いですね……!では最後に、ソーシャルレジデンス福生を「ひとこと」で表すなら何ですか?
松おうき: 「縁(えん)」です。人と人との縁。
こういう多様な人が暮らす場所だからこそ、思ってもみなかった人間関係や、予期していなかった繋がりが生まれます。
僕たちのようなフリーランスの絵描きは、会社員ではないので、仕事は自分の足と行動力で掴み取っていかなければなりません。今回、ハウスの廊下に壁画を描かせてもらったとき、マネージャーの安田さんに「この壁画をオーナーさんが気に入ってくれたら、もしかしたら別の新しいお仕事の依頼に繋がるかもしれないよ」と言っていただけて。
そういう予期せぬ「縁」によって、自分の世界がどんどん広がっていく感じに、日々すごくワクワクしています。
今回の入居者が滞在したハウスはこちら!
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