まだまだ秋~と思っていたら
急に寒くなりましたね。
冬がくるんだなあ。。。
今年こそ関東の紅葉を見に行きたいのですが(都内だと有名な六義園とかね!)
天気がふるわずなかなか実行できておりません。
(悔しいので 以前いった京都下鴨神社の紅葉をおもむろに貼ってみる)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
さて本題。
今回は ちょっと まじめな話ですいません。
でも 今の自分・幸せの立ち位置を 時々 立ち止まって考えることって大事だよね。
・・・というわけで
恵比寿の写真美術館に行ってきたお話。
ガーデンブレイスの一部にあります。
ハロウィンとクリスマスとごっちゃなディスプレイ。
お友達ミュージシャンのオリジナル曲で「11月のクリスマス」という
ロマンチックな曲があるのですが、
その曲の舞台はここの吹き抜けの広場なんだよな~と
思い出しながら散策。
煉瓦づくりの並びを歩いているだけでお洒落な気分になります。
◆写真美術館。リニューアルしてから訪れたのは初めて。
「世界報道写真展」と杉本博司「ロストヒューマン展」の二本立ての世界に浸ってきました。
◆【ロストヒューマン】
地球が滅亡した後の文明の廃墟を仮想再現した世界。
養蜂家・理想主義者・ジャーナリスト・独裁者・安楽死協会会長・政治家・宇宙飛行士・軍国主義者・自由主義者・お人形のバービーちゃん・ラブドール・美術家・コメディアンなど
様々な立場の人間が残した跡、
「今日 世界は死んだ もしかすると 昨日かもしれない。」の語りだしで統一される
独白の欠片。
◆【世界報道写真展】
オランダで毎年開かれる「世界報道写真コンテスト」の日本巡回展。
日本ではなかなか公開されない世界の姿を見ることができます。
毎年 これだけは 絶対に見なければ、と思っている展示会。
子供だけでも亡命させようとするお父さん、レイプされた後、夜も眠れず歯ぎしりしすぎてすり減って抜けた女性の歯、、余命宣告された年老いた両親の日常を綴った愛おしさあふれる組写真、廃墟と化した元学校で兵隊と遊ぶ子供の笑顔 ・・・
いま報道写真家の活動は本当に厳しい環境の中にさらされているのだけど
そんな中でも本気でいまを生きる「人」と向き合う
この活動と展示会だけは なくしてはいけないと
強く、本当に強く祈るように 感じました。
色々な感情がこみあげてきて頭ががんがん。
「ロストヒューマン」も単独でみたら すごかったのだと思うのだけれど
現実の容赦なさに直視した後の 仮想の滅亡した世界は 滑稽にもみえてしまって
なぜこのふたつを同時開催したのかあ…とも考えてしまったり。
行きがけは展示会終わったら お洒落なバーでいっぱいのもう~♪などと浮かれていたのですが
打ちのめされすぎて でも忘れちゃいけないことだし 忘れたくなくて
スタバで小一時間立ち上がれずに放心していたのでした。
うん。
日常のささいなことにも喜びを見つけ 気付ける自分でありたい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【今週の一冊】100年の愚行。
20世紀の記録・21世紀の地球を考える写真集。
西葛西ライブラリー「考える」のコーナーにありますのでぜひ。
◆【今週のBGM 11月のクリスマス】
◆【今週の西葛西ガーデニング】
日常の小さな喜び。。。
秋にまいた種、寒さでダメかもと思ったけど 芽がでたよ。生き物、すごい。生命賛歌。
かわいい。いとおしい。
こういう感情って大切にしたいね。